
記事読了の所要時間:約3分程度
皆さん、おはこんばんちは。
Dr.漫太郎です。
最近あやかしトライアングルが佳境に入ってきていて、やや怪しみを感じております……連載続いてくれ……みんなもアンケートを出してくれ……!
ということで、そんなクライマックスな今週のあやかしトライアングル、感想・考察記事参ります―。
前回の記事はこちら↓
■明かされるシロガネの想い
元の妖の王としての姿を取り戻したシロガネが、すずを背に乗せ想介に立ちはだかる。
すずはシロガネの毛並みを撫でながら、シロガネの封印が取られてしまったことを再確認する。
祭里は倒れ、シロガネの力も戻った今、全員をつなぐ関係は途切れてしまった。
想介は自身の能力「影喰」を露わにしながらシロガネをねめつける。

(第20話 シロガネの想いより)
それを見て、シロガネはかつて想介と立ち会った際の記憶をたどる。
想介がまだ完全に人としての姿を為していなかった頃、妖怪であるシロガネは想介の能力を前に直接左腕を食いちぎられ、負傷してしまっていた。

(第20話 シロガネの想いより)
そのとき、分が悪いと判断したシロガネは一時撤退し、想介の力に対抗するため、大量の生命力を求めた。
妖巫女であるすずの元に訪れたのは、それを成し遂げるためだったのだと言う。
自在に姿形を変える想介を前に、持ち前の機動性を活かして戦うシロガネ。

(第20話 シロガネの想いより)
不用意に近づかぬよう、中距離からの攻撃も織り交ぜつつシロガネは立ち回るが……

(第20話 シロガネの想いより)
妖怪であるシロガネの使う術は全て「魄」エネルギーを使用するもの。それを吸収することができる想介には全く通用しなかった。
攻撃の手段を封じられてしまったシロガネは無言で立ちすくむ。
そんな中、すずはシロガネに「早く私を食べて」と提案する。
しかしそれを拒むシロガネ。
「祭里が死んだ途端それか」と落胆するすずを叱責する。

(第20話 シロガネの想いより)
一連の様子を眺めていた想介はこれをチャンスとにらむ。
わざとすずに向けて攻撃を放つと、狙い通りシロガネはそれを防ごうと体勢を崩す。
そこを狙って想介の影喰が炸裂する。

(第20話 シロガネの想いより)
遠のく意識の中で、シロガネは想う。
かつての人間たちとのつながりを。
妖怪として強大な力を持っていたシロガネは、かつて人間から怯えられ、迫害されていた。
かと思えば、ときに崇められ奉られたときもあった。
自分勝手なことばかりを繰り返す人間たち。
二度と関わるものか、そんな風に考えていたときに出会った祭里たちは、今までの人間とは少し違った。
少しは悪くないかも、そんな風に思えてしまう相手だった。
「だからキライなのだ」そう呟きながら倒れるシロガネ。

(第20話 シロガネの想いより)
ジリジリと想介はシロガネに近づいていく。
大きな口を開きながら、シロガネを食いつくしてしまおうと宣言したとき、視界の外から力を宿した折り紙が飛翔する。

(第20話 シロガネの想いより)
それはすずが魄エネルギーを込めて飛ばした「妖術」だった。

(第20話 シロガネの想いより)
想介を取り囲むように放たれる折り紙。
そうして撹乱している間に、シロガネに自身の魄エネルギーを注入しようとすずは試みる。
しかしシロガネは妖の王。
普通の妖とは異なり、そのエネルギーは絶大なもの。それを全て補おうとすれば、すずといえど相当な時間を要する。
早く逃げろと指示するシロガネに対し、放ってはおけないと拒むすず。

(第20話 シロガネの想いより)
しかし、いとも簡単にすずの妖術を破った想介が、もうすぐ近くにまで来ていた。
無理やりすずを引きづり出すと、想介はついにすずを喰らおうと試みる。

(第20話 シロガネの想いより)
しかしそこに、強大な風が巻き起こる。
すずを取り囲むように吹き荒れた風は、想介を大きく外に引き剥がした。

(第20話 シロガネの想いより)
カラカラと、風に吹かれ回る風車。
巻きあがる煙に隠れ、すずの元に影を落とすその姿は、先ほど死んだはずの祭里の姿だった。

(第20話 シロガネの想いより)
佇むその姿はシロガネの術による影響から解き放たれ、本来の姿を取り戻していた。
「決着つけるぜ人妖」
決然とした表情で、祭里は想介に立ちはだかるのだった。
■Dr.漫太郎的チェックポイント
ついに元の姿に戻った祭里

死んだはずの主人公が生き返るという展開も含め、流れが最高でしたね……

■今週お気に入りの1コマ
今週は「見たことある剣を展開する想介」です。
いやもっとあるだろ、と思われるかもしれませんが、それは本編で記載しているとして、個人的にはこの矢吹先生的に「よく見る剣」が気になりましてねぇ。

というわけで今週はこれにて終了です。
来週もよろしくお願いします―。